カダフィ大佐の遺体,事実上公開

カダフィ大佐の遺体,事実上公開

ビアの前最高指導者カダフィ大佐が20日、北中部シルトで反カダフィ派に殺害された「最後の攻防」の様子が明らかになってきた。

包囲網が狭まる中、大佐は車列で脱出を画策。

北大西洋条約機構(NATO)主導の空爆に阻まれ、排水溝トンネルに潜んでいるところを発見された。拘束時は生きていたが、一部の兵士に撃ち殺されたとみられる。

AP通信など現地からの報道を総合すると大佐は20日未明、ユニス元国防相(今回の戦闘で死亡)やボディーガード数十人と車列を組み、リビア西方へ脱出を試みた。

反カダフィ派のここ数日の攻勢で、町の一角(約640平方メートル程度)に追い込まれていたという。

反カダフィ派が車列を地上から追跡し、NATO軍も20日午前8時半に空爆して逃走を阻止。

米軍の無人機も参加した。シルトの西3キロ付近には、荷台に機関銃を備えた小型トラック15台が焼け焦げた状態で放置され、約50人の遺体もあった。

その後、この周辺で大佐の側近と反カダフィ派が約3時間にわたり交戦、大佐は車を捨てて逃走。近くの高速道路下の排水溝トンネルに身を隠したが、反カダフィ派に見つかり、「(私を)どうしたいんだ」「撃たないでくれ。我が息子よ」と懇願したという。

インターネットなどに流れた映像では、拘束時、負傷していたものの生きていた大佐を反カダフィ派の兵士がトラックの荷台に押し込み、見せびらかそうともしていた。

「生かしておけ」との声が聞こえ、髪をつかまれて引きずり下ろされた大佐が救急車に連れて行かれるような様子もあったが、その後銃声が響いた。映像に「射殺」の瞬間はないが、次に映ったのは大佐の「遺体」だった。

一方、大佐を北西部ミスラタへ運ぶ際に同行した医師は、大佐が搬送途中に死亡、頭と胸に2発の銃弾を受けたことが致命傷という見方を示した。

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